基本理念

理事長所信

はじめに

中村JCの原点は、「若さと活動力に富んだ青年の力を結集しよう」とした創始の精神に始まり、その精神を継承しながら創立以来50年もの間、先輩たちが計り知れない情熱と高い志を持ってJC運動を展開し、今日のわがまち四万十市と日本という国を創りあげる力になってきました。

更に先輩と後輩、同期入会、委員会、など様々なつながりの中で信頼関係を築き、脈々とその大切さを受け継いでいます。その時代によって事業のかたちや、まちづくり、人づくりへの関わり方が変わってきても中村JCの精神がそこにあり、地域に対しても親と子、子ども同士などの小さなコアからはじまり、人と人との様々な信頼関係を醸成してきました。

今こそ創始の精神、信頼関係で結ばれた中村JCスピリッツを再生し、大好きなわがまちの未来を創造しようと思います。

一本の樹

本年度のキーワードを「一本の樹」とし、その樹から芽吹いた2007年度という枝がこれから成長しようとしています。その年ごとに様々な葉をつけ、花を咲かせ、実をつけ、大地に根を拡げ確実につながりを重ね、幹を太く、一本の樹を大きくたくましく育てて行きます。今この時代に何が必要かを考え未来のわがまち四万十市を創造する、それがJCの使命だと考えます。私たちが目指す「明るい豊かな社会」という森の中で大きな役割を担う一本の樹であり続けるために2007年度、確かに大地に根を張る年としたいと考えています。

まちの種蒔きを住民とつくり共に発信する

私たちは事業等を通じて、まちづくり住民の発掘と、新たなまちづくりリーダーの育成という住民参画システムの構築を進めています。これらの事業は市民意識を変革するJC運動のひとつの手段であり、住民主導の事業へ変化させていく必要性がある一方、まちの元気を住民と共につくり発信していく絶好の事業であることに変わりはありません。メンバーと地域住民が一丸となって行動し関わる事で「大きな感動の共有」が生まれます。このことが更なるまちづくり住民の発掘へとつながり「まちづくりマネジメントシステム」を創り出すことに繋がって行きます。また、その感動の根底にあるものは、言葉を超えた「心と心の結びつき」「おもいやりの心」であり、全てのメンバーがいつも持ち続け、発信していくことがまちの種蒔きへとつながっていくと考えます。

元気の宝(次代を担う子ども達)の創造

いまを生きる私たちの責任は次代を担う将来世代に何を残してやれるかと言うことです。 「明るい豊かなまちづくり」は誰のために行うのかと問われたならば、子ども達のためと答えることが出来ます。しかし子ども達を取り巻く環境は必ずしも手放しで喜ぶことが出来るものでは有りません。少子化、核家族化による弊害はいまに始まったことではありませんが、更に事態は深刻化しているように思われます。

戦後の日本の教育は「個」を尊重する余り、日本人が大事にしてきた「公」という考えを少し犠牲にしすぎたように思います。勉強部屋というものは昔はなかった様に記憶しています。学校から帰っても子どもは居間で勉強をして親、兄弟に宿題を教えてもらっていました。個室が与えられた子どもは塾から帰って部屋に閉じこもり何をしているか解りませんし、家族との触れあいや会話も少なくなっています。その結果、他人との関わりが薄れた子どもは自由という意味を何をしても良いことと勘違いしている気がします。

お互い様、お陰様とは他人との関係から生まれる感謝の言葉であり、日本では当たり前の感覚であったと思いますが、今の子ども達を見ていると、将来に不安を感じます。「公」的な感覚が無くなったままでは子ども達に他人を愛したり地域を愛する心というのは芽生えにくいのではないでしょうか?

教育は学校だけでするものではありません、親や、地域、そして様々な障害を抱えていても明るく前向きに考え行動して生きていこうと努力している人達と関わることによって失われた「公」的な感覚を取り戻すことが出来ると考えています。私たちはJCメンバーであると同時に親でもあります。まずそれを自覚し、子ども達の教育に責任を持つことがこれから50年先のまちづくりにつながると考えています。子どもは無限の可能性を秘めた地域の宝であり、大人が想像する以上の成長と発見をしてくれます。時代が変わり、子どもを取り巻く環境が変わっても、この地域の子ども達に成長の糧となる体験と感動のフィールドを提供していくことが、この社会の将来の種蒔きにつながると考えます。

LOMの元気を

JC運動の魅力を広く地域住民へ発信し、より多くの人に理解と賛同を得ることで、私たちの運動をより活性化することができます。更に、出向や各地での事業、会議への参加、国際交流を通じて、志を同じくする他の地域の仲間たちと親交を深め、LOMの元気と大好きなわがまちの魅力を発信し共有することで、組織と郷土の魅力を再発見する事ができます。

その結果、私たち自身の活動の糧となり、さらには新たなLOMの元気の源へつながってきたと考えています。2007年度はこの元気を四万十市や周辺市町村の将来を考えながら事業や会議に関わっていきたいと考えています。人と人との繋がりの大切さなど活動を通して、経験の少ないメンバーに伝えていき、本当の意味での恩返しをしていかなければいけないと思います。

まちのビジョンを創造する

50年の歴史と伝統に培われてきた中村JCは、常に社会・地域のあるべき姿を時代に先駆け、未来予想図として描き続けてきました。それは今からも変わることなく、更に51年目進化し続けて行かなくてはなりません。今後は社会・地域の求める姿をも、感じさせるものにしなくてはならないのです。様々な人が集う場をつくり、その中で独創的な発想の持ち主や堅実的な考えの持ち主など、様々な個性が集まり切磋琢磨するとで、その中から必ずまちづくりに役立つ発想や発見が見つけ出せるはずです。この素晴らしい大好きなわがまちをもっと元気にしていくために地域住民とともに広げて行きたいと思います。

組織の発展のために

組織の基本であり、要であるのは財務である。限られた人的パワーを最大限に活かしていく組織運営(組織進化)を推進していく必要がある。

「JCしかない時代」から「JCもある時代」になったとよく言われます。JCは、まっすぐな政策を提言し運動展開をしている団体であり、全国700以上に及ぶ各地青年会議所、国内4万人を超えるネットワーク、世界20万人のスケールメリットを活かして、「明るい豊かな社会」を目指した行動力と可能性を持った志溢れる青年の団体は、このJC以外には存在しないと思います。そして、信頼関係に基づいて築き上げてきた、このすばらしい組織をこれからも発展させる義務があります。「明るい豊かな社会」の実現のために志を同じくする新たな元気(新入会員)を地域より発掘していく必要があります。

「新入会員はLOMの元気!」LOMの元気の拡大にメンバー一丸となって取り組みたいと思います。

おわりに

2007年のそれぞれのJCライフは、この年でしか得られないものであり、真正面から関わり、各々の立場、役割を本気で取り組むことが自らの成長と信頼関係に基づいた未来につづく種蒔きにつながる。

この種蒔きが人生最大の財産になると私は信じています。

思いを胸に、新たな種を蒔こう

心で語り、明日へつなごう

〜LOMと地域の未来ために〜